お口の健康教室

歯科衛生士としての経験に基づく記事を中心に書いています^ ^デンタルリテラシーを一緒にあげていきましょう♪♪

お家時間の食生活大丈夫?むし歯予防に食習慣が影響する理由について

 

 

皆さんお家時間は

どんな感じでお過ごしでしょうか^ ^?

 

緊急事態宣言解除が少しずつ

始まっていますが、基本的には家で

過ごすようにしないといけない状態が

まだまだ続きそうですね(T . T)

 

ずっとお家に居ると

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なんかずっと食べてる気がするなぁ...

 

なんてことにはなっていませんか??(笑)

つい近くに食べ物があると食べちゃいますよね。

 

食べすぎは身体に良くないだけでなく

歯にも悪影響を及ぼしているかもしれません!

 

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むし歯の原因は?

お口の中にはむし歯菌がいつもいますが

普段はむし歯を作るような活動はしていません。

むし歯菌が活動を始めるのは

お口の中に食べ物が入ってきたときです。

食べ物の中のをもとにを作り出します。

そのむし歯菌が出すによって

歯が溶かされ、むし歯ができていきます。

 

ですので、お口に入れた物に

が含まれていなければむし歯菌は

を出さないので歯が溶かされて

いくこともありません。

 

と聞くと甘いお菓子などをイメージしますが

普通のご飯にも含まれている事は多く

注意が必要です!お米にもは含まれています。

 

このようにむし歯菌が出した

によって歯が溶かされることを

"脱灰"と呼びます。

 

この"脱灰"から歯を

守ってくれるのが、唾液です!

唾液のすごいパワーについては

少し前の記事でも書いているので

是非見てみてください♪♪

 

唾液には、酸によって溶かされた歯を

もとに戻そうとしてくれる力があります^ ^

これを"再石灰化"と呼びます。

 

口の中ではこの"脱灰""再石灰化"

繰り返されており、そのバランスによって

むし歯が進行したり、進行が止まったり

しています。

 

また、"脱灰"が起きたあと

"再石灰化"によりすぐに歯がもとに

戻るのわけではなく時間が必要です。

 

 

このことから!

 

むし歯の原因として

・飲食回数

・飲食時間

が大きく影響していると言えます。

 

例えばチョコレート1日で5個食べるとしても

1回で5個食べるのと、1日のうちで

何回かに分けて5個食べるのでは

むし歯になるリスクは変わってきます。

 

1日の食事の回数は3食+1回の間食

ぐらいにしておきましょう!

 

お砂糖入りの飲み物にも注意してください!

ペットボトルでちょこちょこ飲んだり

お砂糖入りのコーヒーを時間かけて飲んだり...

 

やめましょう!!!(笑)

 

1日3回の食事の時に一緒におやつを

摂ることも、飲食回数を減らせるので

効果的です。とにかく飲食の回数、時間が

なるべく短くなるように工夫してみて下さい♪♪

 

最後に....この話をすると

 

食べたあとめっちゃ磨くから

何回食べてもいいっしょ!!

 

と思う方が居るのですが

口の中の細菌を100%取りきるのは

絶対無理です!!!(笑)

 

もちろん歯磨きで出来るだけむし歯菌を

減らせば、むし歯のリスクを下げることが

できるので、歯磨きは大切です。

ですが、どれだけ頑張っても

取り残すところが誰でもあるのです。

私もあります。(笑)

 

その取り残したところに居るむし歯菌が

飲食をする度に活動し、酸を出して

歯を溶かしていきます(T . T)

そしてその状態が続くと、治療をすることになります。

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ですので、歯磨きだけではなく

飲食回数・時間にも気をつけていくことが

むし歯予防にはとても大切になります!

 

長くなりましたが....

 

お家時間が長くなり、食生活が

乱れがちになってはいませんか??

歯の治療を繰り返すのは

とてももったいないことです(;ω;)

 

ですので、

ご自身の大切な歯を守るために

もう一度、今の食生活を

見直してみてください!

 

 

(((o(*゚▽゚*)o)))