お口の健康教室

歯科衛生士としての経験に基づく記事を中心に書いています^ ^デンタルリテラシーを一緒にあげていきましょう♪♪

仕上げ磨きはいつまで必要?嫌がる場合のコツもお教えします!

 

 

あかちゃんに歯磨きをしているお母さんのイラスト

お子様の仕上げ磨き

大切なことだとわかっていても

毎日のことなので毎回きちんとするのは

難しいですよね(>_<)

 

 

スムーズに出来るときもあれば

お子様が嫌がって言うことを

聞いてくれないこともあり…

仕事もして、家事もして

ヘトヘトのときもありますよね。

 

私はまだ子どもはいませんが

自分のことだけでも大変なのに

お母さん、お父さんて本当にすごいなと

感じることがたくさんあります。

 

とはいえ、大変さがかき消されるぐらい

お子様は可愛いですよね♪♪

本当に”宝物”です!

ちょっと前置きが長くなりましたが(笑)

大切なお子様の大切な歯を守っていくために

お母さん、お父さんがどう取り組んでいくべきか

お伝えしていきます!

 

 

仕上げ磨きはいつまでしたらいいの?

”早く自分で磨けるようになってほしい!”

と思ってしまいますが、仕上げ磨きをやめる時期を

早くしてしまうのは危険です。

自分の歯を上手に磨くのは

大人でも難しいことです。

それをお子様だけに任せててしまうと

磨き残しが多くなる可能性は高くなります。

 

じゃあ、いつまで??

その答えは...

永久歯が生え揃うまで

になります。

 

なっげ~!!!

ってなりますよね( ̄▽ ̄;)

一番最後の永久歯が生えるのが(親知らず含めずに)

13~14歳頃と言われています。

(※個人差があります)

 

そんな歳まで!?と思うかもしれませんが

永久歯が生え揃うまで仕上げ磨きが必要な理由は

2つあります。

①生えてすぐの歯はむし歯になりやすい

 

生えたばかりの大人の歯は歯の表面の

エナメル質がまだ成熟しきっておらず

むし歯になりやすい状態です。

 

特に、奥の方に生える6歳臼歯・12歳臼歯は

乳歯が抜けることなく生えてくる歯になり

気づきにくいうえに、噛む面が凸凹していて

形態が複雑なため、注意が必要です。

歯の溝の汚れのイラスト

②乳歯と永久歯が混在していて複雑

 

生えかわりの時期は乳歯と永久歯が

混在しており、歯並びがかなり複雑なため

歯ブラシが当たりにくい場所が多くなります。

また、矯正をしているお子様は磨きにくくなり

さらに注意が必要です。

歯の矯正のイラスト

 

この2つの理由から仕上げ磨きは

永久歯が生え揃うまで必要

ということになります。

 

ですが、毎日13~14歳頃まで仕上げ磨きをするなんて

無理無理無理無理!

ってなる方もおられますよね(^-^;

 

そこは無理をせず、できるだけ毎日 

でいいと思います。

週に2,3回になってもいいですし、もう少し

少なくなってもいいと思います。

ただ、何週間も何カ月もお子様の口の中を見ない

状態にはならないようにしてあげてください。

仕上げ磨きはしっかりプラークを取ることも

大事ですが、お子様の口の中の変化に気づく

ためでもあります。

どの乳歯が抜けたのか

きちんと永久歯が生えてきているのか

6歳・12歳臼歯は生えてきているのか

むし歯はできていないかなど...

知らない間に大変なことになっていて

つらい思いをするのはお子様です。

お母さん・お父さんが守ってあげましょう。

 

また歯の生えかわりからお子様の成長を

感じることが出来ると思います♪♪

是非、お子様の口の中をしっかり

見てあげてください(^▽^)

 

仕上げ磨きを嫌がる場合は?

小さなお子様の場合、嫌がってなかなかさせてくれない!

ということもありますよね。

 

駄々をこねる子に困る父親のイラスト

 そんな時、言うことを聞かないからと言って

鬼みたいな顔で無理やりしたりしていませんか?

怖い鬼のイラスト

(笑)

無理やりを続けても、歯磨きが

より一層嫌になってしまうだけです。

その結果、お子様の歯磨き嫌いは治らず

いつも怒りながら仕上げ磨きをし、

悪循環が続いてしまいます。

口を触られること自体が嫌になってしまう

こともあり、歯医者さんでもなかなか

口を見せることができなくなるかもしれません。

 

そうならないようにするためには...

無理をせず、歯磨きを楽しみましょう♪♪

 

急にめっちゃ緩いことを言ってすみません。(笑)

でも、それが一番大切なんです!

 

お子様が好きな音楽をかけながら

リズムに乗ってしてもいいですし、

好きなキャラクターのぬいぐるみに

歯ブラシをもたせる感じにして

”一緒に歯磨きしよう!”でもいいと思います。

大事なのは、必死に力が入った状態で

プラークをしっかり取ろうとするのではなく、

プラークが取れなくても楽しくすることを

優先することです。

 

プラークちゃんと取らないと、むし歯が心配!”

と思うかもしれませんが大丈夫なことがほとんどです。

もちろん、きちんと取れたに越したことは

ないですが、お子様の場合、唾液の量や

プラークの細菌叢から食生活を気を付けていれば

むし歯がすごい勢いで進行することは

少ないように思います。

(※唾液量や細菌叢は個人差があり、一概には言えません。)

食生活がむし歯に与える影響については

こちらの記事をご覧ください。

 

shiiin0-25happy.hatenablog.com

 お子様の場合は特に、歯磨きよりも

食生活の乱れによりむし歯が

発生していることが多いですので

おやつのちょこちょこ食べ

ジュースのペットボトルのみなど

注意してあげるようにしてください!

 

そして歯磨きは習慣がつくまで

歯磨き=楽しいもの!

と思ってもらえるようにし、

慣れてきたらきちんと磨いていく

という取り組み方でいいと思います♪♪

 

お母さんやお父さんが必死になって

する歯磨きって思っている以上に

怖いですし痛いと思います。(笑)

 

お子様も慣れてきたらスムーズに出来るように

なると思いますし、焦らずお子様のペースで

仕上げ磨きに取り組んでいきましょう(^▽^)

 

今回は以上になります!

まだまだお話したいことはあるのですが…

長くなるのでまた書きます^^(笑)

 

最後にお子様のむし歯予防には

”フッ素”もとても効果的です。

以前の記事にフッ素の効果を書いていますので

読んでみてください♪

 

shiiin0-25happy.hatenablog.com

 

 

(^.^)/~~~