お口の健康教室

歯科衛生士としての経験に基づく記事を中心に書いています^ ^デンタルリテラシーを一緒にあげていきましょう♪♪

冷たいものがしみる原因は?知覚過敏について改善法3つ

 

 

最近どんどんあったかくなってきましたね^ ^

キンキンに冷えたビールが美味しい

季節になってきました♪♪(笑)

 

そういった冷たい食べ物や飲み物を

口にした時に、歯が

"キーンッ!"

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ってなることありませんか?

 

キーンッ!の原因として

・むし歯

・知覚過敏

のどちらかが考えられます。

 

どちらが原因かの判断基準としては

むし歯はしみたりズキズキした感じが

長く続く、症状が悪化する

知覚過敏はしみてもすぐに治る

ということがあげられますが.....

ご自身では正確に判断できないので

一度、歯科医院でチェックを受けることを

おすすめします。

 

そして、今回はしみる原因が知覚過敏

である場合についてお話ししていきます。

 

知覚過敏とは?

歯の表面が削れることにより、歯の中にある

神経と歯の表面との距離が近くなります。

そして、それにより冷たい飲食物、風などが

当たるとしみるようになります。

時には、甘いものがしみたり、歯ブラシが

当たると"ピリッ"とすることもあります。

 

治療は?

歯の表面が削れたところを詰めると

治りそうなイメージですが...

よく削れるところに詰め物をしても

すぐに取れてしまう可能性が高いです。

それに、歯が削れた部分を詰めるだけでは

根本的な改善ではありません。

歯が削れる原因を取り除くことが大切です!

 

その方法は以下の3つです。

  1. 上の歯と下の歯をなるべく当てないようにする
  2. マウスピースを作成する
  3. 歯ブラシの圧を優しくする

 

それぞれ解説していきます♪♪

 

  1. 上の歯と下の歯をなるべく当てない

普段、無意識のうちに上下の歯が

当たっていませんか?

歯が削れたりかけたりしないように

するためには、なるべく上下の歯が

当たらないようにすることが大切です!

 

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そんなずっと口を開けておくなんて

だらしなくてできないザマス(´-ω-`)

 

という方が多いのですが

唇を閉じた状態で、上下の歯を離すことが

できますのでご安心ください♪♪

離す距離がほんの1〜2mmでも

上下の歯が当たっていなければ大丈夫です^ ^

練習すれば誰でもできるようになります!

食事の時に上下の歯が当たるのは

仕方ないですが、それ以外のときは

極力離すようにしてください。

 

2.マウスピースを作成する

なるべく上下の歯を当てないようにしていても

寝ている間はどうしてもご自身で

コントロール出来なくなります。

歯ぎしりしていると他の人に言われたり

朝起きると顎がダルかったりする方は

明らかに寝ている間も強く上下の歯が

当たっていることがわかります。

しかし、そういう事がなくても寝ている間は

上下の歯が当たっていることはよくあります。

ギリギリ音が鳴らなくても

当たっているだけでリスクになるのです。

そのような場合にマウスピースを着けて

寝る事で、歯に負担がかからないように

することができます。

 

3.歯ブラシの圧を優しくする

歯ブラシが強く当たることで

歯が削れてしまうことがあります。

適切な圧の目安は

"歯ブラシの毛先が曲がらないぐらいの力"

になります。

歯磨きの時に、毛先が曲がっていないか

鏡で確認するようにしてみて下さい^ ^

 

 

歯がしみる!と思ったら、以上の3つを

実践してみるようにしてください。

 

これから冷たいものをよく飲食する様に

なると思います。

どんなものでも美味しく

食べたり飲んだりするために!

キーンッ!!

がなるべく起こらないようにするために!

噛む力、歯ブラシを当てる力を

コントロールしていきましょう!

 

とはいえ、むし歯でしみている可能性も

ありますので、症状が強かったり

長引いたりする場合は歯科医院を

1度受診することをお勧めします^^

 

何かわからないことや

もっと知りたいことがありましたら

コメント欄にお願いします♪♪

 

 

(((o(*゚▽゚*)o)))